大原パラヂウム化学株式会社

トピックス|大原パラヂウム化学株式会社


バックナンバーへ
2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年2003年2002年

2007.12.1
環境対応型糞尿消臭剤デオンシリーズに猫砂用消臭剤『デオンD』を開発。
既に発表しています新規糞尿消臭剤『デオン』シリーズに、新たにアンモニア、硫化水素等を対象とした猫砂用消臭剤『デオンD』を追加ラインアップしました。デオンD、は従来の消臭成分を更にレベルアップさせ、4大悪臭の1つである硫化水素までも強力に消臭します。デオンDは、無機化合物、有機化合物の混合液となっており、水で簡単に希釈使用する事ができます。
次世代型形態安定加工剤『パラレヂンURF-1』が綿の品位をグレードアップ。
現在、形態安定加工は乾式(パディング)法、VP法、モイストキュア法や液安処理などによるセルロース繊維の改質などで対応していますが、設備投資や加工管理が難しいなど、単純な加工方法でW&W性の向上加工ができないのが現状です。 この度開発しました『パラレヂンURF-1』は、低ホルマリンタイプのグリオキザール系樹脂と併用し、通常のパディング法で加工を行なう事により、繊維全体で均一にパラレヂンURF-1とグリオキザール樹脂が反応し、優れた形態安定性を付与します。
又、セルロース系繊維及びその混紡品に対して、優れた皺回復性を付与し、特に湿潤時の皺回復性に優れた効果を発揮します。更に、形態安定性付与による引裂強度の低下は、従来の形態安定加工と変わりません。
【技術骨子】 従来の加工では、グリオキザール樹脂とウレタン樹脂は繊維中の‐OH基と個別に反応しますが、パラレヂンURF-1は、ウレタン樹脂にポリオールを付加することにより、グリオキザール樹脂とウレタン樹脂、及びセルロース繊維が反応し、繊維の非結晶部分を均一に架橋・充填することで、非常に優れた形態安定性を付与します。(現在特許出願中)パラレヂンURF-1は、更なる綿の高品位に貢献します。
抗菌防臭+消臭1液タイプ『パラファインNS-100』が中国で需要増加。
強力汗消臭加工と耐久性抗菌加工を1液で出来る加工剤『パラファインNS-100』を開発しました。パラファインNS-100は主成分である特殊セラミックの効果で、1液の加工で耐洗濯性のある抗菌性が得られます。特に汗臭(アンモニア、酢酸、イソ吉草酸)の消臭効果に優れ、また風合いも柔軟で肌着加工の用途に適しています。この種の加工が増加している中国で、その効果が評価されています。
1液型綿用超撥水撥油加工剤に『パラガード610W』がラインアップ。
パラガード610Wは、綿・同混紡素材を対象とし1液型超耐久性撥水撥油加工剤です。従来のフッ素系撥水撥油加工剤とは違い、家庭洗濯後の自然乾燥(アイロン処理無し)で撥水撥油性能が甦り、同時にドライクリーニングに対しても耐久性を付与する事が出来ます。パラガード610Wは、無黄変タイプで白布や淡色布にも使用出来ます。NOx黄変の心配も有りません。 既に発表していますパラガード600Wと比較して、特に綿染色布への耐久性撥水撥油性能に優れています。

2007.8.1
農薬開発課より環境に優しい牛糞尿消臭剤『デオン-M』が開発されました。
デオン-Mは、牛糞尿より発生する臭いを軽減させる目的で開発された環境に優しい消臭剤です。デオン-Mの成分は人・畜に無害なものより構成されており、成分同士が作用して有害物質を発生させる事も有りません。
使用方法は、牛糞尿1トン当たり、デオン-Mを200~250gを添加(散布)する。添加前に分散し易い様に水で3~10倍に薄めておいても良い。(牛糞尿に対して4000~5000倍希釈と成る様に添加して良く攪拌混合する)
異なるタイプの高反発風合い加工剤2品目『パラシリコンBP-230』、『パラレヂンBP-700』が開発されました。
アミノシリコン系高反発風合加工剤『パラシリコンBP-230』 アミノシリコンオイルに【超分子技術】を応用する事で各種繊維に対して、【優れた反発性とヌメリの風合い】を合わせ持つ従来にないアミノシリコン系高反発風合加工剤の開発に成功しました。 ウレタン樹脂、グリオキザール樹脂、Hシリコン等とも反応し、更なる反発性と耐久性を向上させる事が出来ます。
超分子という言葉は、1987年にC.J.ペダーセンらが超分子の基本概念の1つである「分子同士の会合における分子認識」という課題でノーベル化学賞を受賞し、広く知れ渡るようになった言葉です。通常の化学反応はイオン結合、共有結合、金属結合があり強い結びつきを持つが、超分子技術は分子間の弱い相互作用を利用して、特殊な構造と機能性を創り出す事を目指す技術です。複数の分子が非共有結合(弱い結びつき)で物理的に集合し、それまでに無い機能を発現する事がある。この集合体を超分子と呼びます。
従来のアミノシリコンオイルの改質はアミノ基に官能基を反応させる事で得られる。しかしアミノ基はアミノシリコンの風合いに置ける重要な要素であり、従来の改質オイルでは風合いを損なう事が多かった。弊社の超分子技術は、従来反応しないシリコンオイル同士を繋ぎアミノ基を残すため、アミノシリコンオイルが本来持つヌメリ感としなやかさを損ないません。又アミノ基を経ずにシリコンオイル同士を直接繋ぐため、従来のアミノシリコン反応物より優れた反発風合いを持つに至りました。
ウレタンシリコン系高反発風合加工剤『パラレヂンBP-700』 パラレヂンBP-700は、熱処理をする事で活性イソシアネート基が再生され、繊維上にて特殊シリコンポリマー中の官能基と反応する様に特別に作成したプレポリマータイプのウレタンシリコン樹脂です。 通常のポリマータイプの様に表面に樹脂被膜を作成するだけでは無く、繊維上あるいは繊維内部にプレポリマー化していた反応性ウレタン部分が熱処理により特殊変性シリコン部分と特異な3次元構造を作ります。その架橋反応により、ウレタンの強靱な骨格をシリコンがクッション性の有る柔らかな3次元構造体に変化させ、しなやかでかつ弾力感のある高反発風合いを作り出します。
セルロース系繊維及びその混紡品に対して、高反発弾性を付与すると共に、繊維の皺回復性を付与し、特に湿潤時の皺回復性に優れた効果を発揮します。
グリオキザール樹脂と併用する事で形態安定加工への応用が可能です。『パラシリコンBP-230』『パラレヂンBP-700』共にご使用前にはパンフレット記載の注意事項を確認して下さい。

2007.7.1
協和発酵工業(東京都千代田区)と共同でアレルゲン沈静化剤『パラファインANA』を開発。用途開拓を進める。
大原パラヂウム化学と医薬品・化学メーカーの協和発酵工業は、共同でハウスダスト中のダニアレルゲンやスギ花粉などのアレルゲンに効果のあるアレルゲン沈静化剤を開発した。衣料、使い捨てマスク類、カーペット、カーシートなどへの用途開拓を進める。アレルゲン沈静化性能の測定などに関し、住化エンビロサイエンスの協力を得ています。
今回開発したアレルゲン沈静化剤『パラファインANA』の主成分は特殊アミノ酸誘導体で、協和発酵工業が発酵法をベースに製造。同誘導体は経口毒性(LD50)値や発ガン性(AMES)、皮膚刺激性など安全性での項目が、ほとんど問題のない良好な値を示し、医薬部外品原料や化粧品原料として使用出来る安全性の高い化合物です。
特殊アミノ酸誘導体はアレルゲン物質である特定タンパク質を攻撃し、アレルゲン物質の性能を通常のノンアレルゲン物質に転換させる効果を持つ物と推定される。従来から知られているアレルゲン沈静化剤であるポリフェノール類やフタロシアニン化合物に比べ、着色しない、NOx黄変を起こさない、グルコースなどの糖(サトウキビやトウモロコシなどの植物)から製造するため安全性が極めて高いなど、優れた特性を示します。ただ、水溶性の高い物質であるため、洗濯の必要としない分野から優先して開発を進める予定です。綿など衣料で洗濯耐久性を必要とする場合は、特定の架橋剤物質を用いて架橋反応させれば、洗濯耐久性を付与する事が出来ます。
具体的な商品展開としてスプレーやエアゾール品、使い捨てマスク類、カーペット、カーシート、エアコン・フィルターなどの不織布類、使い捨て雑巾など、幅広い用途への展開を計画しています。洗濯耐久性を付与した衣類、寝具類、布団の中綿などへの用途開拓にも乗り出す計画です。
セルロース繊維用摩擦堅牢度向上剤『パラゾールRBC』を開発。
セルロース繊維の摩擦堅牢度低下は、繊維表面のフィブリル化に起因します。 摩擦係数の大きい湿摩擦の方がフィブリル化が多く発生します。 この度開発しましたパラゾールRBCは、繊維表面を被覆して摩擦から保護します。また、併用シリコンが摩擦係数を小さくする事で、摩擦によるフィブリル化を少なくして湿摩擦を向上させます。 使用時には、専用シリコン『AYL-93E』を併用して下さい。

2007.5.15
綿超撥水撥油加工剤『パラガード600W』を開発。
弊社の特徴のある商品の1つである超撥水撥油加工剤は、以前よりパラガード519Zやそのシリーズ商品が好評を得ていましたが、更なる高い要求に応えるべく今回パラガード600W を開発し発表いたしました。
パラガード600Wは、専用反応性特殊樹脂であるパラレヂンWR-Sを併用使用する事により、綿100%素材に対して飛躍的な撥水・撥油性能を付与する事が出来ます。
例えば、洗濯30回・自然乾燥という条件下で、撥水性は4級(弊社従来品は3級)、撥油性は3-4級(0級)を得ることが出来ます。
無黄変タイプですのでNOx黄変の心配が無く、グリオキザール樹脂等の併用時にも撥水低下が少ないので形態安定撥水加工にも応用可能です。 専用柔軟剤も用意しておりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
光沢コーティング加工剤をグレードアップ(光沢性・耐久性)。
新商品である『パラゾールPNA-284』は、無黄変型ウレタンポリマーと特殊アクリル樹脂を水分散したエマルジョンです。コーティング処理した後に、通常の乾燥を行うだけで光沢のある柔軟で強靱な被膜を形成します。
光沢度は弊社従来品より更に透明感に優れ、60℃での洗濯でも光沢の低下が無く耐久性にも優れています。
2007年の春に開催された「プルミエール・ビジョン」でも、光沢感に焦点を当てた出品にかなりの注目が集まった様で、高性能の要求が増えています。
椿油を原料とした風合機能加工剤を開発。
『パラシリコンTS-18』は、日本古来より髪や肌のケアに使用されている椿油と天然モイスチャー成分のオレンジラフィーオイルとシリコンオイルを複合乳化した新しいシリコンエマルジョン型加工剤です。 パラシリコンTS-18は、繊維に対してシルキータッチで今までに無い柔軟性を付与します。又、椿油は皮脂に極めて近く酸化されにくい植物油であり、オレンジラフィーオイル(ヒウチダイ科の深海魚抽出油)はスクワラン(深海鮫の肝油抽出成分)にも勝る保湿・潤肌成分です。この2つの天然オイルを配合することにより肌にも優しい加工剤でもあります。 通常のナノ粒子シリコンエマルジョンは、繊維の表面をオイルが均一に覆うだけでしたが、パラシリコンTS-18の複合エマルジョンは性質の異なる4種類のオイルが繊維の表面を複雑に被覆する事により、今までに無い新しい風合いを創出する事を可能としています。

2007.3.1
ナノ粒子銀コロイド系抗菌加工剤 『パラファインAGN シリーズ』 を開発。
銀は古代より水の腐敗を妨げるものとして使用されており、1929年ドイツのG.クラウス氏によって 「銀イオン」が発見されました。銀イオンは、銀が水に接するときに自然溶出し、水中の微生物を滅菌します。 
その原理は電気的な仕組みを応用したもので、プラス荷電された菌に付着して、菌を死滅させる事で除菌作用が発揮されます。 パラファインAGNは、シルクアミノ酸にナノ粒子の銀コロイドを坦持(反応)させる新規な技術を駆使して開発した、極めて風合いの良好な抗菌加工剤です。 パラファインAGNは、前述したようにナノサイズの銀微粒子(約3~5nm)を分散させた溶液である銀コロイドの高い抗菌能力と、シルクアミノ酸の持つスキンケア性、柔軟性を兼ね備えた新規の抗菌加工剤です。 
銀コロイドはシルクアミノ酸に坦持させる事で、銀の着色が無い低濃度レベルでも優れた洗濯耐久性を示します。 詳しくは、用意しています資料をご覧下さい。
快適素材を提供する、耐久性吸放湿加工剤 『パラファインAQ-30』 と、吸湿発熱加工剤『パラファインAH-30』 を開発。
パラファインAQ-30と、AH-30は共に特殊ポリカルボン酸を主成分とした快適機能加工剤です。 AQ-30は、優れた吸放湿性を付与する事が出来、その吸放湿性能はポリエステル布で保湿率 3.1%、ΔMRが1.9%です。 
又AH-30は、優れた吸湿発熱性を付与する事が出来、同じくポリエステル布で未加工に比べて吸湿持の温度が1.5℃位高くなります。
AQ-30とAH-30は共にキャタリストAQH(エポキシ系化合物)との併用により、洗濯耐久性の有る性能を付与出来ます。
夏の暑さを軽減する熱遮蔽加工剤 『パラファインHC-100』 の引き合いが増加。
パラファインHC-100は、特殊無機化合物を主成分とした熱遮蔽加工剤です。
太陽光の中の近赤外線を反射する効果を有し、吸放湿ポリマーを併用する事で快適、清涼加工に応用出来ます。 
夏の暑さが年々厳しくなる環境の中で、各方面より期待を頂いています。
引裂強度・可縫性向上剤の決定版 『パラゾールBB-138』 が好調。
近年、素材や加工が多様化するに伴い、加工布の強度や縫製性の低下が問題になっています。
以前よりこの様な問題に対して各種加工剤を提供していましたが、この度更に優れた引裂強度・可縫性向上剤としてパラゾールBB-138を開発しました。 
高融点ポリエチレンワックスエマルジョンを主成分とし綿等の天然繊維や混紡品、レーヨン等に柔軟で吸水性の有る優れた平滑性を付与します。

2006.11.1
低温処理も可能なフッ素系撥水・撥油加工剤『パラガードEC-85』を開発。
この度、新規に低温処理も可能なフッ素系撥水・撥油加工剤である『パラガードEC-85』を開発しました。パラガードEC-85は、従来のフッ素系撥水・撥油剤よりも低温で処理した場合でも良好な撥水撥油性能を付与します。よって今までは高温処理が出来なかった素材や加工への対応も可能です。勿論、内分泌攪乱物質の疑いのあるアルキルフェノール誘導体も含有しないフッ素系撥水・撥油加工剤です。
超耐久性撥水・撥油加工剤『パラガード519シリーズ』のラインアップを充実。
以前より好評を頂いていました、一液タイプの超耐久性撥水・撥油加工剤『パラガード519シリーズ』の『519Z』に加えまして、無黄変タイプの『519W』とソフト風合いタイプの『520ZS』をラインアップ。
従来の耐洗濯性の有する撥水性・撥油性はそのままに、使用範囲を大幅に向上しました。一液タイプで高性能に安心をプラス。
輝く光沢コーティング加工剤『パラゾールPNA-221』が好調。
弊社では、今まで様々な光沢コーティング加工剤を開発してきましたが、この度今までには出し得なかった美しい光り輝く光沢を表現できる『パラゾールPNA-221』を開発し、各方面より好評を頂いております。更には、光沢の耐洗濯性にも大変優れ、あらゆるファッションシーンで活用することが出来ます。全面のコーティングだけでは無く、部分的な光沢プリントもスクリーン捺染機を応用して可能です。PAD法(カレンダー処理必要)での耐久性光沢加工も別途好評展開中です。

2006.9.1
耐久性シルキードライタッチ加工剤 『パラシリコンTS-12』 を開発
シルクライクな風合いとは人それぞれ捉え方に違いはありますが、今回弊社ではドライタッチで 超ソフトをコンセプトにシルキータッチ風合加工剤『パラシリコンTS-12』を開発しました。
パラシリコンTS-12は、天然モイスチャー成分であるスクワランと同系のオレンジラフィーオイルとシリコンオイルを複合乳化した新しいシリコンエマルジョン加工剤です。
オレンジラフィー(ヒウチダイ科の深海魚抽出油)は、スクワラン(深海鮫の肝油抽出成分)にも勝る保湿・潤肌成分です。このオレンジラフィーを配合することにより、肌にも優しい加工剤でもあります。
パラシリコンTS-12は、繊維に対してシルキータッチで今までにない耐久性の柔軟性を付与します。
耐久性吸水シリコン柔軟剤 『パラシリコンXC-990』 を開発
パラシリコンXC-990は、特殊改質をしたアミノシリコンオイルを主成分とし、従来にない優れた耐久性吸水柔軟性能を有する加工剤です。主な特徴は次の通りです。
1)耐久吸水性の付与 :アミノ基に特殊親水性官能基を導入して吸水性を付与。
2)柔軟風合の耐久性付与:改質オイルの親水性/疎水性バランスの適正化で、柔軟風合の洗濯耐久性を付与。
3)白度低下の防止 :黄変原因のアミノ基を封鎖し、加工白度・経時白度の低下を防止。 以上の特徴を兼ね備える事により、パラシリコンXC-990は耐久吸水性仕上加工において、従来問題の有った白度低下を起こさず、吸水性に優れ、腰の取れた平滑で柔軟な風合いを付与します。 吸水性能は、洗濯後も初期吸水性を維持し、洗濯によって撥水化することは有りません。
適用素材としては、綿素材が好適ですが、エステル/綿にも優れた効果が有ります。
表撥水・裏吸水加工剤を性能向上。 『パラコートTLS-2』
弊社では、同加工用助剤として『パラコートTLS-1』を開発し、既に各方面より好評を頂いております。このシリーズに今回性能向上をしました『パラコートTLS-2』を加え、販売を開始しました。
今回の性能向上により、従来のTLS-1では不足であった綿素材に対する撥水性不足を解消しました。
パラコートTLS-2で加工する事により、綿素材に対しても初期撥水5級は勿論のこと、十分なる耐洗濯性を付与します。綿以外の素材に対しても応用可能です。 本剤のみ(1品)での加工が可能な事は従来のTLS-1と同様ですが、粘度が不足な場合の為に、専用増粘剤としてパラゾールVSを用意しています。 弊社加工の特徴である通気性を損なわないリバーシブル加工をお試し下さい。

2006.5.8
リバーシブル(片面撥水・片面吸水)加工剤 『パラコート TLS-1』を開発。
『パラコートTLS-1』は、特殊ウレタンポリマーとフッ素ポリマーを配合したワンパックのコーティング用加工剤で、各種コーティングマシン(ナイフ、スクリーン等)に使用出来ます。 
各種繊維素材(セルロース繊維、合成繊維及びこれらの混紡品)の織物、編物に対して、耐久性のある片面撥水性を付与する事で、二層構造のリバーシブル加工に仕上げます。 
乾燥時の含浸をコントロールする事により、素材の持つ柔らかさと通気性を損なう事無く、二層構造を付与する事が出来ます。
液晶乳化型シリコン柔軟剤に、ドライタッチ反発タイプを追加した。
既に発表済みの液晶乳化型シリコン柔軟剤『パラシリコンLCシリーズ』に、ニューフェイスが登場。 
『パラシリコンLCH-110』は、セルロース系繊維や合成繊維混紡品に対して、従来のHシリコン系加工剤では得られなかった、ドライタッチで芯のとれたボリューム感に優れたソフトな風合いを付与します。 既に好評のLCシリーズの持つ洗濯耐久性も同様に優れます。
風合いは言葉では充分に表現出来ません。是非お試し下さい。
中国を始めとして海外市場でキレート分散剤、均染剤が荷動き好調。
『パラキレートDH-700』は、特殊ポリカルボン酸と、強力なキレート剤の特性を合わせ持つ、新しいタイプのキレート分散剤です。
最近、天然繊維などの精練・漂白において工程短縮が行われておりますが、繊維や使用薬品から不純物(Ca、Mg、Fe等)が浴中に混入し、スカムやスケール、ピンホール等の原因になっています。パラキレートDH-700は、これらの問題に対し優れた効果を発揮するキレート分散剤です。 又、『パラキレートTS-320』は、下記の問題に有効に働く優れた染色用均染剤です。《工程短縮化に伴う染色トラブルと問題点》
1 綿糸のチーズ、ビーム染色等に起こる内外差及び染色ムラ
2 反応染色の白粉事故
3 染色のロットぶれ
4 染料凝集物の上被りによる濃淡現象及び摩擦堅牢度低下
5 水洗での色落ち

2006.1.5
液晶乳化・ナノ技術による新規シリコン系柔軟剤 『パラシリコンLCシリーズ』
大原パラヂウム化学では、このほど液晶乳化技術とナノ技術を駆使して、ウールや木綿・T/C混用の新規シリコン系柔軟剤『パラシリコンLC-165、LC-70、LC-80、LC-90』を開発した。
パラシリコン LC-165 ウール用
パラシリコン LC-70 綿、T/C用 (ヌメリ風合い)
パラシリコン LC-80 デニム用 (浸漬専用)
パラシリコン LC-90 綿、T/C用 (ドライ風合い)
液晶乳化技術ならびにナノ技術を取り入れた事により、これまで非常に困難とされていた柔軟風合いをウール布帛や木綿ジーンズ、木綿・合繊混交素材布帛に付与する事が可能になった。これらの新しい乳化技術により得られた、小さい乳化粒子が布帛・繊維束の内部に浸透し、大きい乳化粒子が外部表面を覆う形を取る事により、従来からの乳化法による風合いに比べ、芯の取れたボリューム感のあるソフトな風合いを付与する事が出来る。加えて優れた洗濯耐久性のある風合いをも得られます。 現在、本技術に関して基本特許ならびに関連特許を出願中。
超ヌメリ付与のスエード調風合い加工剤 『パラゾールSPR-1』
最近特に要求が多くなってきた、強い表面のヌメリタッチを持ったスエード調の風合いを得るべく開発した『パラゾールSPR-1』は、シルクプロテイン配合のウレタン樹脂で、パディングで加工する事により、優れたヌメリタッチを加工布帛に付与します。
非フッ素型(環境対応)撥水剤 『パラヂウムECO-200』
世界的に環境問題が取り上げられている中、従来からのフッ素型撥水剤による加工布に対しても疑問視される動きが出てきています。 
この様な動きに対して、将来的な視野で開発したのが非フッ素型撥水剤『パラヂウムECO-200』です。 
ECO-200は、ポリエステル・ナイロン繊維等の合成繊維や、T/C等混紡繊維に対して、タンブル乾燥で優れた耐久性(HL-30~50)のある撥水性能を付与します。
更に進化した花粉、ダニアレルゲンの沈静化剤 『パラファインANA-5』
パラファインANA-5は、アレルギー症状を引き起こす因子であるアレルゲン(花粉、ダニ等)に作用し、アレルゲンの沈静化に極めて高い効果を発揮する機能性加工剤です。主成分である特殊アミノ酸系誘導体は、経口毒性値や変異原性、皮膚障害性等の安全性に問題の無い薬剤です。
従来からのアレルゲン沈静化効果で知られている、柿渋やタンニン酸のポリフェノール系の様に、加工着色やNOx黄変を起こさない製品です。現在特許出願中。
光り輝く光沢加工剤 『パラゾールJPN-3』
パラゾールJPN-3は、デニム及び中濃色布帛の光沢付与用ポリウレタンエマルジョンです。 JPN-3によって、コーティング又はスプレー法で加工された加工布帛は、タック性が無く、耐洗濯性・耐ドライクリーニング性に優れた光り輝く光沢性能を付与します。

Copyright(C) 大原パラヂウム化学株式会社  All Rights Reserved.