大原パラヂウム化学株式会社

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2005.10.1
ナノテクノロジー・光触媒効果を活用した、 部屋干し・抗菌防臭・UVカット加工剤 『パラファイン ZO』。
パラファインZOは、新規に加工剤設計を行い、素材設計とドッキングする事により、「部屋干し対応に、吸汗速乾、抗菌防臭・消臭、並びにUVカット性を付与した」シャツ (クールビズ対応)や、スポーツ、インナー、レッグニット等の衣料、寝装品への新企画 加工剤です。 
又、ナノ微粒子酸化亜鉛を主成分としていますので安全で、抗菌防臭・ UVカットに効果があり、清潔で快適な衣料・暮らしをサポートします。 パラゾールGH-S(バインダー)併用で、優れた耐洗濯性(HL-50)が得られます。
相変換パラフィン・調温加工剤 『パラファイン TPC-35H』
夏は涼しく、冬はあたたか。常に快適に体温を保つ機能を繊維に付与する事が出来ます。パラファインTPC-35Hは、体温に近い温度領域で〈液体〉-〈固体〉間相変換をする、特殊な 高純度パラフィンをマイクロカプセル化し、繊維製品に練り込むことで、調温性を付与する事の出来る機能性加工剤です。 35℃の人体温付近で、繊維表面に温度変化が生じた場合、高純度パラフィンが熱を吸収・放出する事で、熱の緩衝が行われます。パラファインTPC-35Hで繊維を加工すると、保温効果や冷却効果のある機能性を得ることが出来ます。
ゲルマニウム加工剤 『パラファイン GT-F』
ゲルマニウムは、周期律表の32番目に記されている元素 “Ge” で、金属と非金属の中間の特性を持つ、亜金属の半導体として一般に知られています。 このゲルマニウムは、最近ではブレスレット等のアクセサリーに用いられたり、サプリメントとして健康飲料や錠剤として市販されており、肩こりや腰痛の防止・新陳代謝の活性化・体内酵素の増大化といった健康効果をもたらすと言われています。パラファインGT-Fは、ゲルマニウムによって発生する遠赤外線効果に着目して開発した機能性加工剤です。ゲルマニウムには放射線を放出するタイプもありますが、パラファインGT-Fについては、放射線の出ないタイプのゲルマニウムを成分としています。
コエンザイム加工剤 PartⅡ α-リポ酸で効果UP! 『パラファイン ALP』
パラファインALPは、コエンザイム(補酵素)α-リポ酸に大豆レシチンを配合した機能性加工剤です。弊社では、コエンザイムの効果を繊維に転用するべく着目したのが、補酵素『α-リポ酸(チオクト酸)』です。コエンザイムQ10は熱と光りに弱いため、繊維加工時にその効果が失われます。また褐色に着色してしまうので、白物への応用・展開が困難です。 
しかしα-リポ酸は、耐熱性・耐光性に優れ加工の際の変色も少なく、コエンザイムの効果が失われる事は有りません。 更に、α-リポ酸の経皮吸収性を促進させると共に、抗酸化効果を促す『大豆レシチン』を配合し、肌のコンディションを整える美肌効果を付与しました。
ウール用高品位加工剤 『パラシリコン S-165、S-184』
パラシリコンS-165、S-184は、ウール用に開発されたシリコン系の柔軟加工剤です。従来対応が困難であった脱スケールウールにおいても、カシミア調の風合いと、ヌメリ感のある柔軟反発性に富んだ風合いを付与します。希釈安定性、及び各種加工助剤との相溶安定性も良好で、安心して使用出来ます。

2005.7.1
コエンザイム加工剤 『パラファインATP』
コエンザイムとは日本語で補酵素という意味(CO=補う ENZYME=酵素)で、一般的にはQ10が有名ですが、加工剤としては耐熱性が無く着色するという点で適性がありません。そこで当社では、同じコエンザイムでもATP(アデノシントリリン酸)という物質を採用し、大豆レシチンを配合した機能性繊維加工剤を開発しました。一般的にアデノシントリリン酸は、リン酸基をエネルギーに転換し、脳・肝臓・心臓・胃など臓器の血管を拡張し、血液の流れを良くする働きがあり、更に大豆レシチンは、老化の防止や美肌効果があります。パラファインATPは、簡単に繊維に加工することが出来ます。
保湿・潤肌加工剤(オレンジラフィーオイル) 『パ ラファインMOR』
パラファインMORは、オレンジラフィー精製オイルを主成分に、化粧品原料のミルスチン酸やワセリンを配合した天然系保湿加工剤です。主成分のオレンジラフィーオイルは、皮膚表面の水分蒸発を防ぎ、皮膚組織にあるエラスチンやコラーゲンの減少を改善することにより、スクワランにも勝る肌の保湿性を向上させる効果のある天然オイルです。
パラファインMORは、各種繊維製品に処理することで、保湿・潤肌効果を付与する事が出来ます。オレンジラフィーオイルは、オリーブ油やスクワランと比較して過酸化物の生成が少ないので、皮膚への悪影響がほとんど有りません。その純度の高い天然性から、通常の保湿加工剤のみならず、介護用医療製品にも適しています。
皮革スウェード調加工剤 『パラレヂンUST- 22』
パラレヂンUST-22は、熱処理により皮膜形成する水系熱反応型ウレタン樹脂です。 パラレヂンUST-22で処理しますと、ソフトな反発弾性とボリューム感のある手持ち風合いを付与し、更に表面をウエット感の有る、しなやかで高級感のある風合いに仕上げます。特に、起毛布に処理する事で、皮革スウェード調に仕上げる事が出来ます。水溶性ですので、高濃度で使用されてもガムアップ等の心配が無く、本製品には全くホルマリンは含有されていません。

2005.5.9
大豆イソフラボン配合アミノ酸加 工剤『パラファインAM-D』
かねてより開発しておりました、大豆イソフラボン配 合アミノ酸加工剤パラファインAM-Dを、アミノ酸加工剤シリーズとして新規にラインナッ プいたしました。イソフラボンとは大豆胚芽に多く含まれているフラボイド(ポリフェノール)の一種で、エストロゲン(女性ホルモン)の作用と似た働きをすることで、最近注目を集めています。また、美白作用や保湿性の向上といった肌の美容効果も認められています。
高性能新規アミノシリコン系柔軟 剤『パラシリコンG-284』
現在、柔軟加工剤としてはアミノシリコンがかなりの シェアを持っていますが、一方で加工時の不安定性、高温状況下での熱安定性などが問題になる場合が多いのも事実です。そこで弊社では加工時の安定性、熱安定性を重視し且つソフトな風合いを保たせた商品パラシリコンG-284を上市いたしました。高pH域(pH10程度まで)、高温下(液温70℃まで)での加工浴でも液の状態は安定です。
透明プリント・リップル加工剤 『パラレヂンUT-90』
以前より、同加工剤としてパラレヂンUT-80,UT-87と開発・販売し、好評を得てきましたが、この度更に透明性を向上させた『パラレヂンUT-90』を追加で上市いたしました。 従来よりの加工安定性などは継続維持し、同加工の本筋であるプリント部分の透明性を引き立たせる事が出来ます。

2005.1.5
接着性に優れたインクジェット記録紙用バインダーを開発
弊社ではかねてより、パラサーフUPシリーズとしてインクジェット前処理加工剤を展開しており、今回新に架橋剤無しで基材への接着性、耐水性、インクの吸収性といった性能を高めたバインダー『パラサーフUP-28、UP-36』を開発いたしました。 
インクの吸収層または表面の光沢層としてご使用頂いた場合、鮮明な画像、十分な耐水性が得られます。 特に、パラサーフUP-28はインクの吸収性に優れ、UP-36は耐水性・基材との接着性に優れています。
アレルゲン不活化剤『パラファインANA-2』を展開
パラファインANA-2は、アレルギー症状を引き起こす因子であるアレルゲン(花粉、ダニ等)に作用し、アレルゲンを不活化するという技術思考の元に開発された機能性 加工剤です。天然繊維、合成繊維及びその混紡品に対して優れた効果を発揮します。
《アレルギー症状が起こるメカニズム》 花粉やダニなどのアレルゲンが目や鼻から侵入することにより、抗体が産生され、マスト細胞(肥満細胞)と抗体が結合します。アレルゲンが再び侵入すると、マスト細胞上の抗体と反応し、マスト細胞から神経や血管などを刺激するヒスタミン等が放出され、目のかゆみやクシャミを引き起こしアレルギー状態となります。
《ダニ(通年性)アレルギー》 住まいの中にあるホコリを専門的には、ハウスダストと呼んでいます。 このハウスダストは1年中室内にある為、これによるアレルギーを花粉症と区別して通年性アレルギーと呼んでいます。ハウスダストに混じって生きているダニ、ダニの死骸や糞、ヒトや動物のフケや毛、カビなどが無数のホコリとなり、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。特に問題になるのは、コナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニで、 死んだ後もアレルゲン性を有し、体が分解するに従い徐々に微粒子の アレルゲンを放出します。
大豆系の柔軟加工剤を開発中
現在展開中のアミノ酸加工剤に、新たに大豆系成分を組み合わせた新商品を開発中。
従来の好評な、パラファインAMシリーズのシルクアミノ酸による柔軟風合いを維持し、更に、大豆成分の効能を生かしたコンセプトに基づいている。 今後は大豆に限らず、新たなAMシリーズの拡充を計画中である。
アルカリ溶解性樹脂水溶液『パラミリオンSA-W』
パラミリオンSA-Wは新規に開発したアルカリ溶解性の樹脂であり、樹脂被膜は熱可塑 性で柔軟性のある強靱な機械物性を有しています。 皮膜は中性の水に対してはかなりの耐性を持ち合わせていますが、アルカリ性の水では 極めて速い溶解性を示します。
パラミリオンSA-Wは、各種工程用の一時保護膜、またマスキング剤や、離型時の皮膜 作成用等に利用が考えられます。 他の薬剤と併用しても、その特性を生かす事が可能です。

2004.10.1
ナノテクノロジーを組み込んだ、花粉付着防止・アレルゲン不活化加工剤 『パラファインDP-Z』を新開発。
『パラファインDP-Z』は、花粉アレルギーに苦しんで居られる方々に、花粉を家に持ち込まないようにすると同時に、アレルギー症状もアレルゲンの不活化により、 解消する方向で対応しようとする技術思考のもとに開発された製品です。『パラファインDP-Z』は、花粉が付着しにくく、付着しても手で軽く叩く程度で脱落し易い性能を付与すると同時に、残った花粉によるアレルギーを引き起こす因子で あるアレルゲンを不活化するという新技術を取り入れた製品です。また、ハウス ダスト中のダニアレルゲンの不活化にも効果が有ります。天然繊維、合成繊維及び、その混紡品に対して、繊維表面の接触面積を微少化 することで、花粉が付着しにくく、付着しても脱落し易い性能を付与しています。特に糸・布帛設計を組み込んで、布帛表面をプレーンにする事で、更に優れた 効果が発揮されます。更に、花粉アレルゲン不活化性能並びに、肌に対する優しさを配慮したアミノ酸誘導体を組み入れる事により、ハイブリット化を図り、トータル的に花粉対策を考えた製品です。
アミノ酸加工剤のラインアップに、「カプサイシン」配合品を追加。
現在好評のアミノ酸加工剤に、唐辛子エキス成分の「カプサイシン」を含んだ製品を開発し、『パラファインAM-C』としてラインアップに加えました。カプサイシンは、唐辛子の辛味成分の総称で、生理作用としては発汗・神経興奮・体熱産出作用があり、皮膚の温度を上昇させて血行を促進させる効果が認められています。 アミノ酸加工剤のラインアップは次の通りです。
1.パラファインAM-S シルクプロテイン・シリコン樹脂
2.パラファインAM-J         〃          (デニム用)
3.パラファインAM-P シルクプロテイン+自然発酵コラーゲン
4.パラファインAM-H シルクプロテイン+米胚芽油(γ-オリザノール)
5.パラファインAM-C シルクプロテイン+カプサイシン その他天然物配合品に関しましては、お問い合わせ下さい。

2004.7.1
PAD法による、耐洗濯性ダウンプルーフ加工を実現しました。
布団地のダウンプルーフ加工(目詰加工)における、耐洗濯性(目詰効果)向上 というテーマでは、今までコーティングで加工しない限り困難とされて来ました。 今回弊社では、PAD法により、風合いを損なうことなく、耐洗濯性を向上させる レサイプを確立しました。(*) 水系ウレタン樹脂「パラレヂンUT-730」をコアとしたレサイプにより良好な結果を 得る事が出来ます。 詳しくはお問い合わせ下さい。 (*)加工布の条件によっては、結果が異なります。
話題のアミノ酸加工! 更に複合型機能性加工剤をラインアップしました。 『パラファイン AM-P』
パラファインAM-Pは、アミノ酸発酵法にて自然発酵で得られたコラーゲンを、 シルクアミノ酸に配合した複合型機能性加工剤です。シルクに含まれるシルクアミノ酸(シルクプロテイン)の柔軟性と、アミノ酸発酵 コラーゲンの皮膚保護性を兼ね備えた効果が得られます。 
特にアミノ酸発酵 コラーゲンは、動物性に有る様な病原体汚染の危険性がなく、動物臭や植物臭の ない無色無臭で、安全性の問題が極めて低いコラーゲンです。 同時に、抗酸化効果のある「米胚芽油」を、シルクアミノ酸に配合した『パラファイン AM-H』もラインアップしました。 詳細は、弊社営業スタッフまでお問い合わせ下さい。

2004.4.1
防起毛プリントに最適のパラミリオンシリーズ
弊社が開発いたしました水溶解性ウレタンのパラミリオンの使用方法として、パラミリオンを柄プリントし、その後に起毛加工をする加工適正に注目が集まっています。パラミリオンは乾燥状態では強靭な皮膜を形成し起毛加工によるプリント部位の起毛を抑え、その後の水洗工程では簡単に水洗で脱落する性能を持っています。これまでのパラミリオンAF-36に加え低粘度品のパラミリオンFL-34も新たに ラインナップ致しました。
クラックコーティング加工(ひび割れコーティング)
従来のコーティングでは、いかに表面の凹凸感が無く折り曲げによるひび割れなどが起こらないような皮膜が求められていますが、今回はファッション性を重視して、折り曲げなどにより、コーティング面にランダムにひび割れが起こるタイプのコーティング剤パラゾールCRKを開発いたしました。 ひび割れは起こりますが、洗濯などによるコーティング剤の脱落はほとんどありません。
ナノ粒子加工剤の展開
大原パラヂウム化学では、ナノ微粒子による加工剤の開発検討に、数年前から取り組んできました。 その第1弾として、昨年初めに花粉付着防止加工剤である「パラファインDP」を、そして第2弾として、ポリエステル系樹脂による、短繊維1本1本の薄膜加工を打ち出してきました。 今回は、更に各種機能性を付与するための、ナノ微粒子加工剤の展開を図りました。 
ナノ微粒子加工剤で加工しますと、全てに於いて著しい効果が発揮されるというわけではありませんが、総じて加工布帛の風合いがソフトになる、加工品に於ける機能性の洗濯耐久性が向上する等のメリットが得られます。 弊社の品揃えの中には、ナノ微粒子とマイクロ微粒子のミックス品で、変わった特徴・効果を狙った商品も開発されています。 詳しい商品内容に関しましては、お問い合わせ下さい。

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