- カガクのこと
シモンドのエジプト通信-ホホバオイルから砂漠の緑化農業を担う-

乾燥や花粉でお肌も気になるこの季節。みなさんは、様々な機能を持つ「ホホバオイル」を手に取られたことはありますか。そんなホホバオイルで「砂漠の緑化農業」に取り組み、地球の環境保全ビジネスを展開している阪大発・ベンチャー企業株式会社シモンドがあります。
当社は、株式会社シモンドの理念と活動に共感し、繊維の分野で支援するべく繊維用ホホバ油柔軟剤 パラシモンJOを開発しました。
今回のコラムでは、株式会社シモンドの土本様をお招きし、エジプトの現況から、同社の「持続的な緑化農業」に向けた取り組みなどを全3回にわたって掲載します。
第1弾では、シモンドのホホバオイルの生まれの地、エジプトの現況をお伝えしていただきました。
vol.1-シモンドのホホバオイルの故郷エジプトを知る
シモンドのホホバオイルはエジプトで育てて収穫したホホバの種から作られています。まずシモンドのホホバオイルの故郷エジプトについてご紹介したいと思います。
一緒に旅するように、実際に現地で撮影された写真と共にご紹介します。
※写真の転載禁止





エジプトはナイルの賜
ナイル川無くしてエジプトはありえません。首都カイロもナイル川沿いにあります。


コントラストが美しいルクソールの風景

遥か南方から流れてくるナイル川沿いの低地だけに豊かな緑があります。ナイル川から用水路を引ける低地が主な農地です。
1000年以上の歴史を持つ古い街カイロ



古い街の小さな商店では
いろいろ面白いものを売っています。
水タバコの道具です。
新しい街ニューカイロ
カイロ旧市街が混みすぎているため東側の砂漠地帯にナイル川からお金をかけて貴重な水を引き、新しい街が建設中です。主に富裕層が住んでいます。



新しい街ニューカイロには大きなショッピングモールがいくつもできています。

ショッピングモールは夜中の11時ごろでも家族連れで賑わっています。
エジプトでは昼は暑いですが夜は快適なので地元の方々は夜に大いに楽しんでいます。
ニューカイロのグルメ
ショッピングモールにはいくつか日本関係の店がありましたが、日本人の店員さんやお客さんは見かけませんでした。お寿司屋さんでは、地元の人たちで繁盛しています。



カイロ周辺の道路事情
カイロ周辺では片側5車線以上のハイウェイが次々にできています。


カイロとアレクサンドリアを結びます。
カイロから遠く離れた田舎の村
カイロから離れた農地のある村では、まだまだ首都とは違った生活様式が感じられます。

ロバが引く荷車がまだまだ活躍中

村の中ではいろいろな家畜を飼っています。
朝は鳴き声でにぎやかです。

お茶屋さんには昔ながらの水瓶が残っていました。
気化熱で水を冷やす仕組みです。
多様性の国エジプト
エジプトは多様性のある社会です。イスラム教のモスクだけではなく、キリスト教の教会や修道院も多く見かけます。
エジプトは多様性を保ち多くの可能性を秘めながら5千年の歴史を歩み続けています。


さて、今回はエジプトの「今」を土本先生に教えて頂きました。新たに展開された新しい街と深い歴史が共存し、魅力あふれるエジプト。そんなエジプトが抱える緑化問題を、第2回コラムではインタビューしてお伺いしていきたいと思います。
次回第2回の連載記事、ぜひお楽しみにお待ちください。
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